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2025年版 初めての安全靴、防災靴、セーフティシューズの正しい選び方、使い方【図解】

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2025年版 失敗しない! 賢い安全靴、防災靴の選定、着用

初心者向けの安全靴の購入、使い方ガイドとして下記のポイントをメインに解説しています。

・安全靴の選定

・安全靴の種類

・安全靴の寿命

・安全靴の保管、手入れ

・安全靴のおすすめネット通販商品

ご参考になれば幸いです。(^_^;)

 

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安全靴、セーフティシューズとは?

『主として着用者のつま先を先芯によって保護し、滑り止めを備える靴』と 定義され、JIS規格に合格したものが”安全靴”として認められる。  下記の職場の場合は安全靴を使用しなければなりません。

・職場で重いものを運ぶことがある。

・労働安全衛生法上、着用しなければならない、義務付けられている。

安全靴は防災シューズ、靴としても使用でき地震や津波などの災害時に、安全に避難できる機能があります。

 

*安全靴は、英語で “safety shoes” または “safety boots” と言います。

中国語では、一般的に “安全鞋” (ān quán xié) と書きます。

安全靴、セーフティシューズとは?

安全靴、セーフティシューズとは?

プロテクティブスニーカーと安全靴の違い

プロテクティブスニーカーと安全靴は、どちらも作業現場で足の安全を守るために着用される靴ですが、いくつかの違いがあります。

又、安全靴は防災シューズ、靴としても使用でき地震や津波などの災害時に、安全に避難できる機能があります。

規格

  • 安全靴: JIS(日本工業規格)の安全規格に適合した製品です。
  • プロテクティブスニーカー: JSAA(日本保安用品協会)が定めるプロテクティブスニーカー規格に適合した製品です。

保護性能

  • 安全靴: つま先部分の保護性能(耐衝撃性、耐圧迫性)がJIS規格で定められており、高い安全性が求められる作業環境での使用に適しています。
  • プロテクティブスニーカー: つま先部分の保護性能はJSAA規格で定められていますが、安全靴よりも若干劣る場合があります。軽作業や屋内作業など、比較的安全性が求められる作業環境での使用に適しています。

素材・デザイン

  • 安全靴: 革製やゴム製のものが多く、耐久性に優れています。
  • プロテクティブスニーカー: 人工皮革や合成繊維など、さまざまな素材が使用されており、デザイン性の高いものが多くあります。

その他

  • 重量: プロテクティブスニーカーは、安全靴に比べて軽量で、長時間の作業でも疲れにくいという特徴があります。
  • 通気性: プロテクティブスニーカーは、通気性に優れた素材を使用しているものが多く、蒸れにくいという特徴があります。

まとめ

項目 安全靴 プロテクティブスニーカー
規格 JIS JSAA
保護性能 高い 比較的高い
素材 革、ゴム 人工皮革、合成繊維など
デザイン 比較的シンプル デザイン性が高い
重量 比較的重い 比較的軽い
通気性 比較的低い 比較的高い
用途 重作業、危険作業 軽作業、屋内作業

どちらを選ぶべきか

作業内容や環境によって、どちらの靴を選ぶべきかは異なります。

  • 安全性が特に求められる作業: 安全靴
  • 軽作業や屋内作業: プロテクティブスニーカー
  • デザイン性や快適性を重視する場合: プロテクティブスニーカー

作業現場の状況や安全性を考慮して、適切な靴を選ぶようにしましょう。

より詳しい情報は、以下の参考資料をご参照ください。

 

 

安全靴、セーフティシューズの効果

初めて安全靴が作られてから60年が経過し、ユーザー、行政、メーカー3者の努力の下、安全靴の普及が進み、足部災害は飛躍的に減少致しました。

安全靴の成果

安全靴、セーフティシューズの効果

安全靴の歴史:

昭和22年(1947年) 戦後、まもなく、草履に中古タイヤ、板をつけた板裏草履を青木安全靴製造株式会社の創業者が日本鋼管(現JFTスチール)から『足に重たいものを落としても潰れない、貨車にはさまれても足が潰れない安全な靴をつくれないか』との『要望を受けて安全靴の日本での開発が始まりました。 最初の安全靴は、底材に進駐軍払い下げの自動車タイヤ、甲被の部分は同じく払いズック(帆布)を使用し、軟鋼板の先しんを入れたお粗末なものだったといいます。

昭和26年(1951年)

アメリカ視察旅行から帰られた労働省安全課担当者が、米国製安全靴を持ち帰り、それらを解体し、安全靴の研究が正式に始まりました。

昭和32年(1957年)

米国戦時規格を翻訳し、これらの研究を基礎にグッドイヤーウェルト 式革製安全靴の規格が制定されました。(JIS S 5028 制定)

昭和36年(1961年) 日本国内において英国ジョン・ホワイト社の技術を導入して、直接加硫圧着式(VP式)安全靴の製造を開始し、これがグッドイヤーウェルト式に比べて性能が良く、特に熱場作業に適しているということからJIS化され直接加硫圧着式安全靴の規格が制定されました。(JIS S 5030 制定)

昭和40年(1965年)

日本安全靴工業会 設立 革製・総ゴム製などの安全靴に係わる技術的研究を行い規格の作成に協力し品質、性能の向上、並びに安全靴の普及に寄与することを目的として、日本安全靴工業会が設立され、JIS規格の原案作成に参画、検討を開始致しました。

昭和47年(1972年)

現在の安全靴の規格の元である革製安全靴JIS T 8101が制定されました。 この時のJIS T 8101は、グッドイヤーウェルト式、直接加硫圧着式、セメント式、射出成形式という製法に関係なく、H・S・Lの性能基準が決められました。 同年、労働安全衛生規則が施行され、第58条で労働者に安全靴その他適当な履物の着用が義務付けられました。

  参考サイト:日本安全靴工業会

安全靴、セーフティシューズの定義

安全靴、セーフティシューズの定義

安全靴、セーフティシューズの定義

安全靴の定義: 安全靴とはJIS規格が定めた下記の項目を満たしている靴を言う。 甲被(靴表面の材質)は牛革もしくはゴム製のこと。 靴の先芯は鉄製もしくは樹脂製のこと。 底面が耐油性の滑り止めの加工をしていること。 日本性であること(特例として台湾でJIS認定工場となった靴製造工場)

画像出典先:日本安全靴工業会

日本工業規格 JIS T 8101 安全靴

英語:Protective footwear

「主として着用者のつま先を先芯によって防護し、滑り止めを備える靴」と定義されています。

作業区分による種類(記号)

  1. 重作業用(H) 先芯の耐衝撃性能100J・耐圧迫性能15kN、表底のはく離抵抗300N以上あるもの。
  2. 普通作業用(S) 先芯の耐衝撃性能70J・耐圧迫性能10kN、表底のはく離抵抗300N以上あるもの。
  3. 軽作業用(L) 先芯の耐衝撃性能30J・耐圧迫性能4.5kN、表底のはく離抵抗250N以上あるもの。

“”

安全靴の性能 JIS T8101
種類

重さ20kgの鋼製ストライカ を所定の高さから落下させた場合

圧迫試験条件

試験時の中底先 芯のすきま

記号

衝撃エネルギーJ (kgf・m)ジュール

落下高さ (cm)

圧迫力N (kgf)キロニュートン

サイズ (cm)

すきま (mm)

H級

100(10,2)

51

15(1,531)

23以下

12,5以上

23,5~24,5

13,0以上

S級

70(7,1)

36

10(1,020)

25~25,5

13,5以上

26~27

14,0以上

L級

30(3,1)

15

4,5(459)

27,5~28,5

14,5以上

29以上

15,0以上

“”

補足資料:

例としてH級で説明すると安全靴のつま先部分に51cmの高さから20kgの重さの物を落とした時にかかる衝撃が100ジュールという力がかかるという意味。 次に圧迫試験の場合、H級はつま先部分に、この1.5トンの圧力が加わった時、23cmの靴の場合、つま先に12,5mm以上のすきまが有ればJIS規格、合格品。

表底の種類

表底は滑り止め効果のある形状をしており、ゴム、発泡ポリウレタンまたはそれらの重層組み合わせの構造とし、一定の物理的性能を持つことが定められています。 また、最薄部の厚さも定められています。

甲皮による種類 | 素材

総ゴム製 耐油性のあるものとないもの。 ゴムの厚さや性能についても基準が設けられています。漏れ防止性の試験をクリアしなければなりません。 革製 天然の牛革をクロム等でなめしたもの。革の厚さや性能についても基準があります。

付加的性能(記号)

耐踏抜き性能(P) くぎの貫通時の力1,100N以上あるもの。 かかと部の衝撃エネルギー吸収性(E) 衝撃エネルギー吸収性20J以上あるもの。 耐滑性(F) 靴底の動摩擦計数0.20以上あるもの。 足甲プロテクタの耐衝撃性(M) 足甲部への衝撃を緩和する性能を有するもの。 ※これら種類と付加的性能については、安全靴あるいは箱に表示されています。 例1 【安全靴 革製S】・・・・ 革製の普通作業用安全靴 例2 【安全靴 革製SP】・・・ 耐踏抜き性能を持った、革製の普通作業用安全靴

安全靴 名称:

“”

安全靴 名称:

安全靴 名称:

 

 

番号

名称

番号

名称

1 甲被(高革)

9

先しん
2 甲被(腰革又は筒革)

10

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先裏
3 はとめ

11

腰裏又は筒裏
4 市革

12

中敷又は半敷
5 月形しん

13

砂よけ(べろ)
6 中物

14

踏まずしん
7 表底(かかとを含む)

15

靴ひも
8 中底

16

かかとしん

                               a) 革製(1層底)の例 参考付図1 安全靴の各部の名称

 

 

 

番号

名称

番号

名称

1 甲被(甲革)

9

中底
2 甲被(腰革又は筒革)

10

先しん
3 はとめ

11

先裏
4 履き口クッション

12

腰裏又は筒裏
5 市革

13

中敷又は半敷
6 月形しん

14

踏まずしん
7 表底接地部(アウトソール)

15

砂除け(べろ)
8 表底(ミッドソール)

16

靴ひも

                               b) 革製(重層底)の例 参考付図1 安全靴の各部の名称(続き)

 

 

 

番号

名称

1

表底(かかとを含む。)

2

甲被(甲ゴム)

3

甲被(胴ゴム)

4

裏布

5

先しん

                                   c) 総ゴム製の例 参考付図1 安全靴の各部の名称(続き) 参考資料;JISハンドブック 2012

安全靴 構造 | 素材

“”

番号 名称 番号 名称
1 甲被(高革) 9 先しん
2 甲被(腰革又は筒革) 10 先裏
3 はとめ 11 腰裏又は筒裏
4 市革 12 中敷又は半敷
5 月形しん 13 砂よけ(べろ)
6 中物 14 踏まずしん
7 表底(かかとを含む) 15 靴ひも
8 中底 16 かかとしん

                

甲革 | 素材

甲革は、天然皮革のしなやかな風合いを生かし、強靭性と汗など通湿性に優れ、むれを防止するクロムなめし鞣の牛革を使用。 JIS T 8101規定された性能を満たした耐久性のある材料を使用している。

本革

通気性がある
・雨、湿気に弱い(カビの発生など)
・独特なにおいがある
・傷に強く、時間の経過と共に色が変わっていく

 

PU(ポリウレタン樹脂性)レザー

・軽い
・テカテカしている(滑らかで光沢がある)
・雨に強い、汚れにくい
・通気性が無い

 

 

甲革甲革

 

 

表底  | アウトソール【outsole】

表底 滑り止め効果のある形状とし、JIS T 8101の規定に適合した組織の均等な材料を使用。 NBR合成ゴム(ラバー)底は耐、磨耗性、耐油性、耐屈曲性の優れた表底。 発泡ポリウレタン(PU)底は、軽量で、着地時の衝撃吸収性能に優れている。

 

アウトソール

表底  | アウトソール【outsole】

ミッドソール【midsole】

「エアー」や「ウエーブ」などの衝撃吸収素材が搭載されている箇所。

ミッドソール

ミッドソール【midsole】

中底、中敷き |インソール【insole】

インソール(insole)とは、靴の中底のことです。 靴に使われているクッションのことである。中敷き(なかじき)ともいう。 合成素材を圧縮成型したファイバー・ボード中底や、高機能化学繊維不織布を使用したノン・ファブリック中底。どちらも耐磨耗性、耐屈曲性に際立ち、しかもソフトな足あたり、汗の吸収性、放湿性を追究した素材を使用。

インソール

中底、中敷き |インソール【insole】

先芯

先芯 強靱な炭素工具鋼の先芯で、爪先の安全性を確保。鋼製先芯には、内装式と外装式(オーバー・キャップ)があります。 また、軽量で鋼製先芯と同等の性能を持つ、樹脂製先芯の安全靴もあり。 どちらも、JIS T 8101の規定に適合した性能を有している。

先芯

裏材

裏材 綿と合成繊維の厚手の混紡布、耐磨耗性に優れ、さらに靴裏材は、ハイテク吸汗素材を使用。吸湿性、放散性を維持、抗菌仕様の素材もある。

裏材

裏材

月形芯

踵を保護し、安定させる目的を持ち、合成革素材や合成樹脂素材を使用。

月形芯

月形芯

その他の詳細は下記のサイトを参考にして下さい。

 

kikakurui.com |JIS規格票をHTML化したサイト

安全靴の日本産業規格はJIS T 8101が全文、閲覧、印刷可能です。(但し図、イラスト含まず)

JIS T 8101 安全靴

 

環境条件(危険性)と安全靴(種類)

足部の保護具として代表的なものには,落下物からつま先の保護を目的とした 安全靴があります。これらの安全靴は,近年様々な性能をもつものが開発され,それらは環境条件・用途によって使い分けられています。  下記ににそれらの一部を紹介します。

安全靴の区分 環  境  条  件
革製安全靴 主として垂量物の運搬作業などつま先部への 落下物の危険のある作業および場所
合成ゴム底 切子職場や油職場など底部への負担が激しい 作業および場所
発泡ポリウレタン底 運搬や歩行の多い職場などフツトワークが要 求される作業および場所
総ゴム製安全靴 主に水場などで使用し,かつ,つま先部への 落下物の危険のある作業および場所
足甲プロテクタ付安全靴 つま先部だけではなく,甲部への落下物の危 険もある作業および場所
かかと部の衝撃エネルギー吸収性能をもつ安全靴 立ち作業や歩行などで長時間安全靴を着用し たり,段差のある床を上り下りするような作 業および場所
踏抜き性能をもっ安全靴 突起物を踏むような危険のある作業および場所
熱場作業靴 床面温度が150~200(Cになるような熱場での作業
耐滑靴 滑りやすい床面での作業(床面の状態によって滑りの程度が変ります)

 

形状別種類

名称 写真       特長(使用の必要性)
短靴 安全靴 短靴  ●着脱が容易な最も汎用的なタイプ ●高所作業の場合は必ず脚絆(きゃはん)の併用が必要 ●普及品(一般的に多くの現場で使用されています)
スニーカータイプ短靴 安全靴 スニーカー  ・軽く、着脱しやすい。 ・JSAA認定商品が多い。
編み上げ靴 編み上げ靴   ●くるぶし上くらいまでを守る ●短靴と比べ土砂や水、異物、溶接火花等が 靴の中に入りにくい
半長靴 半長靴  ●靴の着脱が容易なので脱ぎ履きが 頻繁な現場に適している ●くるぶしやスネ部を守る ●蒸気や高温部への直接接触から守る *半長靴は、くるぶしやスネなど守る範囲が大きい
長編み上げ靴 長編み上げ靴  ●くるぶしやスネ部を守る ●土砂や水、異物、溶接火花等が靴の中に入りにくい ●蒸気や高温部への直接接触から守る ●ズボンの裾を収納し引っかかりを防止する *長編上靴は、くるぶしやスネなど守る範囲が大きい
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