安全帯、フルハーネスの正しい使い方【図解】

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安全帯、フルハーネスの使い方

初心者、女性向けの安全帯、ハーネスの入門ガイドとして下記のポイントをメインに解説しています。

・安全帯、フルハーネスの使い方、付け方

・安全帯、フルハーネスの点検、廃棄、交換

・安全帯、フルハーネスの手入、保管、整備

DIY女子対応 安全帯、ハーネス

・フルハーネス型安全帯 新規格

・フルハーネス型安全帯の特別教育の義務化

 

併せて安全帯、ハーネスのアクセサリーの種類、選び方も図解入れで掲載しました、ご参考になれば幸いです。(^_^;)

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墜落制止用器具 「安全帯の規格」改正

厚生労働大省は、労働者の墜落を制止する器具の安全性の向上と適切な使用を図るため、「安全帯の規格」の全てを法改正し、新規格「墜落制止用器具の規格」に変更し、2019年年2月1日に施行しました。

下記が改正のポイントです。

1.名称変更 安全帯⇒落制止用器具

2.墜落制止用器具使用は「フルハーネス型」が原則

3.「フルハーネス型」を使用時は『安全衛生特別教育』が必要。

墜落制止用器具 「安全帯の規格」改正

画像出典先:労働省

墜落制止用器具 「安全帯の規格」改正のスケジュール等については下記を参照してください。

関連記事:安全帯の新規格 フルハーネス義務化

 

安全帯、ハーネスとは

安全帯は土木・建設作業,電気工事,また,造船所など,労働安全衛生法で定められている高さ2m以上の場所での高所作業や,これに準ずる場所での作業で,墜落を防止するために使用するものです。ハーネス、ランヤードとも呼ばれます。

安全帯は大きく分けて「フルハーネス型安全帯」と「胴ベルト型」があり、2020年よりは1月2日からは墜落制止器具として高所作業ではフルハーネス型の着用が義務化されます。

フルハーネス型墜落制止用器具の名称

フルハーネス型墜落制止用器具の名称

墜落制止用器具とは

2019年2月より墜落防止用の保護具はフルハーネス型を原則とすることになりました。併せて、従来の「安全帯」の呼称が「墜落制止用器具」に改められることになりました。

この記事は安全衛生特別教育規程の改正(2018年6月19日厚生労働省告示第249号)に基づき、建設業や製造業で働く作業員の方々にフルハーネス型墜落制止用器具を正しく使用する方法について解説です。

墜落制止用器具の種類

墜落制止用器具の種類

墜落制止用器具の種類

フルハーネス型 墜落制止用器具の名称

フルハーネス型 墜落制止用器具の名称

フルハーネス型の部材構成と機能

フルハーネス型の構造

フルハーネス型は、ハーネス本体とランヤードで構成される。
ハーネス本体は、墜落を制止するときに、身体にかかる荷重を肩、腰部及び腿など複数の箇所において支持する構造で、肩ベルト、胸ベルト、胴ベルト、腿ベルト及びバックルで構成される墜落制止用器具である。

ランヤードとは、フック、ロープ又はストラップ、ショックアブソーバ又は巻取り器で構成されたものをいう。

フルハーネス型は、ランヤードを接続するためのD環が背部に設けられているのが一般的である。フルハーネス型はバックル等でベルトの長さを調節できる構造となっており、身体にフィットするよう調節して使用することが落下した場合の安全のためには重要である。

フルハーネス型の部材構成と機能

フルハーネス型の名称

 

フルハーネス型の構成と機能

    1)肩ベルト  墜落制止時に体重を負担する
2)腿ベルト     同上
3)胸ベルト  肩ベルトを保持する
4)胴ベルト  フルハーネスを保持する
5)D環    ランヤードを連結する

ランヤードの構成と機能

1)ロープ(ストラップ) 体重を伝達する
2)フック             同上
3)カラビナ        フルハーネス型と連結する
4)ショックアブソーバ  衝撃を緩和する
*第一種:自由落下距離1.8mで、衝撃荷重4.0kN以下
第二種:自由落下距離4.0mで、衝撃荷重6.0kN以下
5)巻取り器       ストラップを巻き取る
墜落時にランヤードの繰り出しを停止する

旧安全帯の種類・規格

安全帯は労働安全衛生法に基づく「安全帯の規格」(平成14年2月25日・厚生労働省告示第38号)で,その構造・性能が規定されており,この規格に適合したものに「安全帯」の表示が認められています。

また,「安全帯の規格」に先立って発行された「安全帯構造指針」(産業安全研究所技術指針NHS-TS-N0.35 1999))では,安全帯の種類,試験方法等が定められています。表1に安全帯の規格」,「安全帯構造指針」において定められた安全帯の種類の比較表を示します。

表1 安全帯の種類

『安全帯の規格』おける種類 「安全帯構造指針」

における種類

ベルトの形式 備考
胴ベルト型安全帯 一種安全帯 胴ベルト
ハーネス型安全帯 二種安全帯 フルハーネス
胴ベルト型安全帯 三種安全帯A 垂直面用ハーネス 窓拭き用
三種安全帯B 傾斜用ハーネス 傾斜面用

 

掛け式安全帯 | ダブルランヤード式安全帯

フックの掛け替え作業が多い作業現場では,安全性を向上させるため、2本のランヤードを備えたダブルランヤード式安全帯の使用が一般化してきています。ダブルランヤード式安全帯は,交互にランヤードを掛け替えることにより,常に構造物とランヤード間が連結され,無胴綱状態を無くし墜落の危険性を回避、安全性を向上させます。

二丁掛け式安全帯の作業

二丁掛け式安全帯の作業

 

 

 

 

 

 

胴ベルト型安全帯(安全帯構造指針では1種安全帯)

胴ベルト型安全帯は,大別して,『1本つり専用』,『U字つり専用』,『1本つり・U字つり兼用』に分類されます。

1本つり専用安全帯は,U字つり状態で使用することができない構造でなければなりません。D環を追加してU字っり状態で使用できる構造に改造して使用することはできません。

U字つり専用安全帯は,1本つり状態で使用することができない構造でなければなりません。
U字つり状態で使用できる安全帯には,腹部の両側の位置でランヤードが接続できる環が取り付けられた補助ベルトと,ランヤードには身体支持位置を調節するための伸縮調節器が取り付けられていることが必要になります。それらの仕様は次のようになります。

なお,フックなどの金具を含めたロープをランヤードと呼ぶようになりました。
ランヤードが取り外しできる構造になっている製品は,ベルト部に接続できるランヤードの種類を表示することになっています。

胴ベルト型安全帯(1本つり専用)

1本吊り状態でのみ使用することができる安全帯で,ランヤードに体重を掛けるような使い方はできません。

1本つり用安全帯

胴ベルト型安全帯(1本つり専用(補助ベルト付))

1本つり状態でのみ使用することができる安全帯で,ランヤードに体重を掛けるような使い方はできません。墜落を阻止した時の身体へのダメージを少なくするための補助ベルトが付いています。

胴ベルト型安全帯(1本つり専用(補助ベルト付)

胴ベルト型安全帯(1本つり専用(補助ベルト付)

 

 

 

 

 

 

胴ベルト型安全帯(U字つり専用)十U字つり専用ランヤード

U字つり状態でのみ使用することができる安全帯で,ランヤードのフックはロープに掛からない(フックの口開きがロープ径よりも小さい)構造になっています。

胴ベルト型安全帯(U字つり専用)十U字つり専用ランヤード

胴ベルト型安全帯(U字つり専用)十U字つり専用ランヤード

 

 

 

 

 

胴ベルト型安全帯(1本つり・U字つり兼用)+1本つり・U字つり兼用ランヤード

1本つり状態でもU字つり状態でも使用することができる安全帯で,ランヤードのフックの鈎部の口の開きが直接ロープに掛ける大きさであるか,あるいはフックを掛けるための8字環がランヤードに付いた構造であり,ランヤードを構造物に回し掛けして1本つり状態で使用できる構造になっています。

ランヤードのフックを掛け外しする時に墜落するのを防ぐために,1本つり専用ランヤードをD環に接続して併用すると無ロープ状態がなくなり,より安全です。

胴ベルト型安全帯(U字つり専用)十U字つり専用ランヤード

胴ベルト型安全帯(U字つり専用)十U字つり専用ランヤード

 

 

 

 

 

 

胴ベルト型安全帯(1本つり・U字つり兼用)+1本つり・U字つり兼用ラン ヤード(補助フック付)

1本つり状態でもU字つり状態でも使用することができる安全帯で,ランヤードのフックの鈎部の口の開きが直接ロープに掛ける大きさであるか,あるいはフックを掛けるための8字環がランヤードに付いた構造であり,ランヤードを構造物に回し掛けして1本つり状態で使用できる構造になっています。

ランヤードの本フックを掛け外しする時に墜落するのを防ぐために,ロープの反対側には補助フックが取り付けてあり,無ロープ状態をなくする構造となっています。

胴ベルト型安全帯(1本つり・U字つり兼用)+1本つり・U字つり兼用ランヤード(補助フック付)

胴ベルト型安全帯(1本つり・U字つり兼用)+1本つり・U字つり兼用ランヤード(補助フック付)

 

 

 

 

 

ハーネス型安全帯(安全帯構造指針では2種安全帯)

ハーネス型安全帯は,肩・胴・腿等の胴体の主要部を数箇所以上で保持し,墜落阻止時の衝撃力を分散して,身体に掛かる負担を軽減する構造の安全帯で,墜落の可能性が高い使用状態が多い場合にはこの安全帯を選定して下さい。

ハーネス型安全帯2

 

 

胴ベルト型安全帯(垂直面用)(安全帯構造指針では3種安全帯A)

垂直面用胴ベルト型安全帯は,高層ビルの窓拭き作業などで垂直面を移動しながら作業をする場合に使用する安全帯です。

胴ベルト型安全帯(垂直面用)

胴ベルト型安全帯(垂直面用)

 

 

 

 

 

 

 

 

垂直面用胴ベルト型安全帯を使用した作業例を図に示します。

垂直面作業例

垂直面作業例

 

 

 

 

 

 

胴ベルト型安全帯(傾斜面用)(安全帯構造指針では3種安全帯B)

傾斜面用胴ベルト型安全帯は,法面などの傾斜面で作業をする場合に使用する安全帯です。胴ベルト型安全帯(傾斜面用)の全体図及び傾斜面用胴ベルト型安全帯を使用した作業例を下図で示しました。

傾斜面作業例

 

 

 

 

 

 

 

安全帯の種類の表示

安全帯には図に示すように胴ベルトに縫製してあるラベルに「安全帯の規格」適合品および安全帯の種類が表示されている。購入にあたっては,必ずこの表示を確認のこと。

安全帯の歴史

[昭和26年以前] 胴綱

電柱上の作業用として使用されていた

 胴綱

 

 

 

[昭和26年~27年頃] 初代の柱上安全帯

作業姿勢を安定させるためにロープの長さを調節する伸縮調節器が開発された

初の安全帯

 

 

 

 

 

[昭和32年頃] 柱上安全帯をベースに製作した造船用安全帯

造船用安全帯

 

 

 

 

 

[昭和38年頃] 建設用安全帯として現行品の原形ができる。

 

 

 

安全帯、フルハーネスの保守、整備

安全帯、フルハーネスの点検内容

種 別 点検項目 廃 棄 基 準 限度図
ペルト 摩耗・擦り切れ 2mm以上あるもの
切傷・焼傷・溶融 2mm以上あるもの
縫付け部分 ゅるみのあるもの
縫い糸 切断されているもの/摩耗、擦り切れの激しいもの
先端止め 変形・脱落しているもの
薬品・塗料等の付着 薬品が付着したもの/塗料が付着したもの
ロープ 切傷・焼傷・溶融 1リード内に7ヤーン以上あるもの
摩耗 摩耗して棒状になっているもの
キング キング(よじれてコブ状になること)しているもの
シンブル 脱落しているもの
さっま編み込み部分 抜けているもの/ゆるんでいるもの
薬品・塗料等の付着 薬品が付着したもの/塗料が付着し硬化したもの
変形 型崩れしているもの/著しく縮んでいるもの
〈金具類〉 フック D環バックル調節金具 変形 変形が目視でわかるもの
バックル及び調節金具の締まり具合が悪いもの
フックの外れ止め装置・安全装置の作動の悪いもの
リベットのかしめ部にガタ・変形のあるもの
摩耗・傷 深さ1mmの傷がある/わずかでも亀裂があるもの
リベットのかしめ部が1/2以上摩耗しているもの
バックルとベルトの接合部が摩耗、ゆるむもの
フックのかぎ部の内側に少しでも傷のあるもの
操作 ワンタッチバックルが正しく結合できないもの爪が正常に動作しないもの
さび 全体にさびが発生しているもの
バネ フック・バックルのバネが折損し動きの悪いもの

安全帯、フルハーネスの限度図

安全帯、フルハーネスの限度図

画像出典先:労働調査会 フルハーネス型墜落制止用器具に関する正しい知識

 

フルハーネス型の廃棄基準

取扱説明書に従って点検を行って下さい。また、作業前の点検以外にも、定期的な点検を行い、以下に掲げる項目に該当するものは新品と交換して下さい。

注意1:下記、廃棄基準より小さな慯でも、それか複合されているような場合、危険ですので使用を中止してください。
注意2:一度でも大きな衝撃を受けた製品は、外観に変化かなくても再度使用しないでください。

フルハーネス&ランヤード 点検と廃棄基準

画像出典先:TITAN フルハーネス&ランヤード 点検と廃棄基準

安全帯 買い替え、部品交換時期

器具の耐用年数は使用頻度や環境で異なりますが、一般的にでは「ランヤードは使用開始から2年
ベルト等その他の部位は同じく使用開始から3年を目安としてお取り替えいただくことをお薦めしています。
(規格等の公的な取り決めではありません)

安全帯 買い替え、部品交換時期

画像出典先:TITAN フルハーネス&ランヤード 点検と廃棄基準

安全帯 買い替え、部品交換時期

画像出典先:TITAN フルハーネス&ランヤード 点検と廃棄基準

 

安全帯、フルハーネスの保管

安全帯、ハーネスは使用後に収納袋に保管して傷、変形、劣化が発生しないように大切に保管してください、貴方の命を守るものです。

保管する際は次のような場所で保管してください。
①直射日光に当たらない所。   ②塵埃の少ない所 ③風通しがよく、湿気の少ない所。  ④ねずみなど小動物の入らない所。  ⑤火気・放熱体なとが近くにない所。 ⑦その他、安全帯の機能・強度に悪影響を及ぼさない所。⑧食性物質と同室でない場所。
(2)高温〔50℃以上〕となる墸甬に長時間保管しないでください。
(3)物品の下積みみなどにより傷や変形が起こさないないようにしてください。
(4)ベルト・織ロープに泥・埃が付着していたり、汚れている場合は中性洗剤を付けたあと、水を含ませたた布等で軽く叩いて汚れを布に移してください。
(5)フック・バックルなどの金貝に付着した泥・砂・埃などは、乾いた布か水を含ませた布で拭き取ってください。
(6)可動部に時々注油してください。
安全帯、ハーネスの保管、手入れ

安全帯、ハーネスの保管、手入れ

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安全帯、フルハーネスの手入、整備

フルハーネス型の耐用年数は作業状況や部材等の傷み方によって大きく異なってきますが、フルハーネス型に使用されているベルトやロープは合成繊維が使用されているため、屈曲や摩擦を受けることによって徐々に強度が低下する他、紫外線による光劣化による強度低下が生じます。

日本安全帯研究会」では、使用開始からロープ、ストラップの部材は2年、他の部品は3年を目安に交換することを推奨していますので、下記の項目に沿って日頃からこまめな整備を行い、フルハーネス型の機能を維持することを心がけてください。

1)ベルト、ランヤードのロープ等の汚れは、ぬるま湯を使って洗い、落ちにくい場合は中性洗剤を使って洗った後、よくすすぎ、直射日光に当たらない室内の風通しの良い所で自然乾燥させること。その際、ショックアブソーバ内部に水が浸透しないよう気をつけること。

2)ベルト、ランヤードに塗料がついた場合は、布等で拭き取ること。
強度に影響を与えるような溶剤を使ってはならないこと。

3)金具類が水等に濡れた場合は、乾いた布でよく拭き取った後、さび止めの油をうすく塗ること。

4)金具類の回転部、摺動部は定期的に注油すること。砂や泥等がついている場合はよく掃除して取り除ぐこと。

5)一般的にランヤードのロープやベルトは墜落制止用器具の部品の中で寿命が最も短いので、ランヤードのロープやベルトのみが摩耗した場合には、ランヤードのロープやベルトのみを交換するか、ランヤード全体を交換すること。 交換にあたっては、墜落制止用器具本体の製造者が推奨する方法によること。

6)巻取り器については、ロープの巻込み、引出し、ロックがある場合はロックの動作確認を行うとともに、巻取り器カバーの破損、取付けネジの緩みがないこと、金属部品の著しい錆や腐食がないことを確認すること。

 

正しい装着方法~安全帯の使用上の注意点

安全帯は墜落防止のツールとして非常に有効であるが間違った装着方法をしてしまうと逆に大怪我になる恐れがあります。

初めに安全帯のベルトが自分のバックルに正規に通っているかどうかの確認し、ベルトは腰骨の上部分で締める。

不幸にも墜落してしまった場合、装着する位置がズレてしまうと、墜落時の衝撃で背骨が折れてしまう恐れがあるので装着部分は巻取り器、D環の位置を体の横、斜め後ろにくるようにしておきましょう。

また、安全帯のロープを取り付ける位置がエッジ等と接触しないかを確認しておきます。これを怠ってしまうと墜落時にロープ部分が構造部分と接触して容易に切断されてしまう危険性があります。

又、墜落時にはロープに結ばれているため、振り子状態になりブラブラと揺れます。振り子状態になった際に、他の構造物と体が衝突しない位置に取り付ける事も大切です。

また、安全帯は一度、墜落防止ストレスが加わると強度の劣化が生じている可能性もあり、外部からでは劣化を判断できない事ので定期的に新品への交換することが必要です。

”人の生命”はお金にかえられません。

 

安全帯 フック取り付け 注意点1

フックは外れたり抜けたりするおそれのない堅固な構造物に取り付けてください。

堅固な構造物

 

 

 

 

 

 

 

 

安全帯 ロープ 注意点2

ロープは鋭い角に触れないようにしてください。ロープ

 

 

 

 

 

 

 

 

安全帯 ベルト固定 注意点3

ベルトはバックルに正しく通してください。

ベルト固定

 

 

 

 

 

 

 

安全帯 ベルト取り付け位置 注意点4

ベルトは腰骨のところに締めてください。

ベルト取り付け位置

 

 

 

 

 

 

 

安全帯 フック取り付け位置 注意点5

フックは腰より高い位置に取り付けてください。

フック取り付け位置

 

 

 

 

 

 

 

 

|安全帯 フック掛け方 注意点6

フックは正しく掛けてください。

anzentai

 

 

安全帯 ロープ 火気注意

ロープ(ベルト類)は熱に当てないでください。

ロープ火気注意

 

 

 

 

 

 

 

安全帯 ロープ 薬品注意

ロープ(ベルト類)は酸(バッテリー液など)、アルカリを付着させないでください。

酸、アルカリ

 

 

 

 

 

 

 

 

ハーネス型安全帯の正しいつけ方 動画

■ ハーネス型安全帯の正しい装着方法についての解説。

ハーネスの正しい装着の仕方

安全帯 保守管理 |使用期限

① 日常点検はチェックリストを参考にして,必ず実施して下さい。
② 胴ベルトのバックル縫製部に使用開始の年月を記人するように,すべてのメーカーともネームが縫い付けてありますので,記入して使用しましよう。

③ ロープは使用開始より2年が経過すると,紫外線劣化している場合があり,1本つり専用の10mmロープなどでは,強度が低下しやすいので,交換するか, メーカーに相談して下さい。
④細い8つ打ちロープは,キンクが生じにくいので,需要が増えていますが,口-プの構成上,繊維がほとんどロープ表面に露出しています。また,収縮が容易に起きて強度が低下しやすいので,収縮が起きれば,2年以内でもすぐに取り換え,また,2年以上は使用しないようにしましょう。

安全帯、フルハーネス 用語

安全帯ランヤード

フルハーネス又は胴ベルトと親綱その他の取付け設備等とを接続するためのロープ又はストラップ及びコネクタ等からなる器具をいう。ショックアブソーバ又は巻取り器を接続する場合は、当該ショックアブソーバ等を含む。

具体的に言うと安全帯の重要な一部分となるのが、“ランヤード”です。ランヤードは命綱となる部分にあたります。
ランヤードは合成繊維製のロープまたはストラップで、構造物などにかけるためのフックが付いています。またベルト側にはD環が付いており、ほかに巻取器・ショックアブソーバー・伸縮調節器なども付いています。ランヤードとは、作業者と落下防止ワイヤーとをつなぐ重要な道具なのです。

二丁掛け ランヤード 

二丁掛け ランヤード

安全帯ランヤードの選定

タイプ1・タイプ2ランヤード

フルハーネス型のフックを掛ける高さが手すりの高さ(0.85m)以上の場合は、タイプ1ランヤードを選定し、手すりの高さより低い位置にフックを掛ける可能性がある場合は、タイプ2ランヤードを選定なければなりません。

規格改正によりフルハーネス型にタイプ2ランヤードを選定すれば足元の高さまでフックを掛けられるようになりましたが、タイプ2はタイプ1と比べて落下距離や衝撃荷重が増大します。また低い位置にフックを掛けるとランヤードやフックが損傷する危険性も高くなります。基本的にはタイプ1を選定し、腰より高い位置にフックを掛けることを推奨します。

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ランヤードの種類

ランヤードの種類には、①ロープ式(3つ打ち、8つ打ちなど)②伸縮式ランヤード③巻取式④ストラップ(帯ロープ)式⑤2丁掛け用ストラップ式等の種類があります。

ロープ式ランヤード

ランヤードの種類の中で、最もシンプルな構造かつ軽量で、主に、三つ打ち、八つ打ちロープで製作されており、一般的に使用されているランヤードです。

ロープ式ランヤード

ロープ式ランヤード

 

三つ打ちロープ

ごく普通に見られる3本撚りのロープ。

三つ打ちロープ

三つ打ちロープ

八つ打ちロープ(クロスロープ)

編みロープ。三つ打ちロープに比べ捻れが少なく扱いやすいが、伸び縮みが大きく、価格が高めなのが欠点。

八つ打ちロープ(クロスロープ)

八つ打ちロープ(クロスロープ)

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伸縮式ランヤード

作業中は、蛇腹のように縮んだ状態のため邪魔にならず、軽量で扱いやすいランヤードです。

伸縮式ランヤード

伸縮式ランヤード

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ストラップ(帯ロープ)式ランヤード

帯状の口ープを使用したランヤードです。

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巻き取り式ランヤード

ストラップを巻き取る装置を備え、必要な長さを引き出して使用できます。
衝撃がかかると巻取り器のストッパーが作動する機能が付いたものもあり、墜落を制止できる安全性が高いランヤードといえます。

巻き取り式ランヤード

巻き取り式ランヤード

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2丁掛け用ストラップ式ランヤード

2丁掛けが必要な作業に用いるランヤードです、ストラップ式のほか、ロープ式、伸縮式などさまざまなタイプの2丁掛けランヤードがあります。

2丁掛け用ストラップ式ランヤード

2丁掛け用ストラップ式ランヤード

 

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安全帯ランヤード使用時ポイント

ランヤードは、正しく使うことが大切です。使用の際のいくつかのポイントをご紹介します。

フックはD環より高い位置に掛けること

墜落阻止時に加わる衝撃荷重を低く抑えることができます。

フックはD環より高い位置に掛けること

フックはD環より高い位置に掛けること

フックの掛ける位置は作業位置と大きく離れないようにすること

フックの掛ける位置は作業位置と大きく離れている場合、落下を阻止したときに振り子状態になり構造物に激突する危険性があります。

フックの掛ける位置

フックの掛ける位置

開放部がある構造物には掛けないこと

落下阻止時にフックが構造物から抜ける危険性があります。

フックに曲げ荷重が加わらないように掛けること

フックの強度は、ロープ/ストラップの取付け部とフックのかぎ部の中心にかかる引張荷重で強度が規定されている。従って、フック本体や外れ止め装置に曲げ荷重や押え荷重が加わると十分な性能を発揮できない。正しい掛け方と誤った掛けの図を下記に記載しました。

 

一度でも大きな荷重が加わったものは廃棄すること。

安全帯(ランヤードを含め)の主要部はナイロン繊維のベルトを用いている。ナイロン繊維は、高強度、高伸度である特性を有しているため、安全帯の性能や品質を満たせる上で最適な材質である。しかし、一度でも、大きな荷重が加わった場合、伸度が失われるため同一の安全帯で墜落阻止した場合には、衝撃荷重が著しく高くなるため廃棄する必要がある。この現象を示した試験結果を下表に示す。

一度でも大きな荷重が加わったものは廃棄すること。

一度でも大きな荷重が加わったものは廃棄すること。

安全帯コネクタ

フルハーネス、胴ベルト、ランヤード又は取付け設備等を相互に接続するための器具をいう。

フック、カラビラもコネクタの一種である。

 

安全帯フック

コネクタの一種であり、ランヤードの構成部品の一つ。ランヤードを取付け設備又は胴ベルト、若しくはフルハーネスに接続された環に接続するためのかぎ形の器具をいう、色々なタイプの安全帯フックが販売されています。

一度でも大きな衝撃を受けた安全帯フックは外観に変化なくても継続使用は禁止されています。

安全帯フック 種類

安全帯フック 種類

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安全帯 カラビナ

コネクタの一種であり、ランヤードの構成部品の一つ。ランヤードを取付け設備又は胴ベルト、若しくはフルハーネスに接続された環に接続するための環状の器具をいう。

安全帯 カラビナ

安全帯 カラビナ

ショックアブソーバー

墜落を制止するときに生ずる衝撃を緩和するための器具をいう。第一種ショックアブソーバは自由落下距離1.8メートルで墜落を制止したときの衝撃荷重が4.0キロニュートン以下であるものをいい、第二種ショックアブソーバは自由落下距離4.0メートルで墜落を制止したときの衝撃荷重が6.0キロニュートン以下であるものをいう。

ショックアブソーバー

ショックアブソーバー

ショックアブソーバの選定

 第一種ショックアブソーバー

建設現場のように、常に腰の高さ(手すりの高さ)以上にフルハーネス型のフックを掛けることが可能な作業の場合は、第一種ショックアブソーバーを選定します。

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第二種ショックアブソーバー

作業によって足元にフックを掛けて作業を行わなければならないことが想定される場合は、墜落時の衝撃が大きくなるため、第二種ショックアブソーバーを選定しなければなりません。

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ランヤード 巻取り器

ランヤードの口ープ又はストラップを巻き取るための器具をいう。墜落を制止するときにランヤードの繰り出しを瞬時に停止するロック機能を有するものがある。

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補助ロープ

移動時において、主となるランヤードを掛け替える前に移動先の取付け設備に掛けることによって、絶えず労働者が取付け設備と接続された状態を維持するための短いロープ又はストラップをいう。

おすすめ ランヤード 補助ロープ

 

自由落下距離

作業者がフルハーネス又は胴ベルトを着用する場合における当該フルハーネス又は胴ベルトにランヤードを接続する部分の高さからフック又はカラビナの取付け設備等の高さを減じたものにランヤードの長さを加えたものをいう。

落下距離

作業者の墜落を制止するときに生ずるランヤード及びフルハーネス、若しくは胴ベルトの伸び等に自由落下距離を加えたものをいう。

自由落下距離と自由落下距離

落下距離と自由落下距離

 

親綱

親綱とは、建築現場における安全帯(命綱のついたベルト)を引っ掛けるためのロープ。現場で働く人命を守るために、柱と柱の間に弛まないように設置される。

親綱の使い方

親綱の使い方

 

*保護具グッツについては下記の文献に更に詳細な内容が記載されています。

参考文献:

1.保護具ハンドブック 社団法人 日本保安用品協会編
2.知っておきたい保護具のはなし 田中 茂 著

3.あなたを守る安全健康保護具ガイド 田中 茂 (著)

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