軍手、作業用手袋、保護手袋の選び方、使い方【図解】

安全衛生保護具

軍手、作業用手袋の選び方、使い方【図解】

初心者、女性向けの軍手、作業用手袋、保護手袋の入門ガイドとして下記のポイントをメインに解説しています。

・軍手、作業用手袋の付け方、選び方

・軍手、作業用手袋の種類

・軍手、作業用手袋の耐用年数、使用期限

・安全ヘルメットの保管、手入れ

・軍手、作業用手袋のおすすめネット通販商品

併せて軍手、作業用手袋のアクセサリーも掲載しました。

ご参考になれば幸いです。(^_^;)

動画 おすすめ作業手袋の紹介

女性による農業用作業手袋の紹介動画、商品は下記のとおり。

ニトリルゴム手袋 ,アトムタフレッド、ビルパールゴム手袋、グリップゴム手袋、テムレスゴム手袋、スムス綿100%

【農家の嫁】オススメゴム手袋!!蒸れ対策!

作業用手袋、保護手袋とは?

手袋は防寒だけではなく,作業者の手、手首上部を災害から守る為の目的で使用されています。その作業内容に合った手袋が要求され,種々の手袋が開発され使用されています。

労働安全事故の中でも手指のケガが最も多いといわれています。作業環境の改善が進む現代においても、各種の保護手袋は手の安全を確保するために必要不可欠な保護具です。

作業用手袋、保護手袋の数量単位は。10双をデカ、12双をダースとして取引に用いられる。

作業用手袋、保護手袋の歴史 |グローブの歴史

手袋の歴史はずいぶん古く、ヨーロッパでは、旧石器時代の末に寒さを防ぐための手袋があっといわれています。

又、ホメロスの『オデュッセイア』のいくつかの翻訳によると、オデュッセウスの父ラーエルテースは庭を歩く時に手袋をしていたとしている。

日本では、元禄時代(1700年頃)に赤穂浪士・大石主税が使っていた革手袋が残されているそうで、今わかっているところでは、これが一番古い手袋です。

保護手袋としては軍手が一番古く、江戸時代末期の弘化・安政(1844~1860年)頃の近代武装訓練の時に鉄砲を素手で触り、錆びないように兵士に手袋を着用させたことが始まりである。

日本で家庭用ゴム・ビニル手袋の本格的な生産が開始されたのは昭和30年頃からです。

当時、ゴム統制が解除され、ラテックス製品が簡単に製造でき、一挙にゴム手袋の生産が盛んになりました、初めは農業用・漁業用等の作業用手袋が寒冷地の北海道、東北地区で人気を得て、やがて家庭用へ普及していきした。

昭和26年に塩化ビニル製手袋が発売され、油脂に耐える、製造が容易、好みの色がだせる、安価などの理由で、多くの作業場で使用されました。

その後、厚手より薄手タイプが、そして裏布付きが好まれ昭和38年にウレタン手袋が開発生産され、有機溶剤取扱い用の手袋として化学工業の躍進とともに販売数が増大していきました。

昭和41年にはネオプレン製、昭和42年にはニトリル製、昭和59年にはシリコン製が市販されるようになり、多くの材質の異なる手袋を使用することができるようになりました。

 

作業用手袋、保護手袋の種類

作業用手袋(保護手袋)は手指、手首上部の油等による汚れ防止及び溶剤や薬品に対する手の保護、切創防止、滑り防止、火傷防止等に対応した各種の保護手袋があり、作業内容や用途に合わせて、適切な手袋をご使用する必要があります。

素材別に大きく分類すると①革製②綿製③合成樹脂製④特殊手袋に分類されます。

軍手、綿製手袋の種類

軍手、綿製手袋の種類

 

 革製手袋

革製手袋としては、耐久性と機能性に優れる牛革製の手袋が多方面で最も多く利用されています。牛革は本来厚みがあるため、その原皮は使用目的によって適度な厚みに機械で分割され、その上層部の表皮が本革、下層部は床革と呼ばれ(下図 参照)、それぞれが作業用手袋の材料としても使用されています。

本革 床革 イラスト

厚い原革は使用目的によって本革(銀面)を衣料、靴用、鞄用の厚みに機械で分割します。

本革の下層部分を床革と言います。

 

 

 

 牛本革手袋

繊維組織がきめ細かく比較的均一なため、引裂きや引張強度に優れ耐久性に富んでいます。また、柔軟性にも富み、摩耗や油汚れに強く、使い込むほどに手に馴染むのが特徴です。

 牛床革手袋

厚みがあり、熱、切創、摩擦に強く、作業用手袋としては最も汎用的な素材です。摩耗や油汚れにも強く、丈夫で長持ちする革手袋として多分野で利用されています。

 オイル革手袋

特殊オイル加工を施し、油汚れに特に強く、洗濯してもソフト感が長持ちするのが特色です。

 豚革手袋

比較的摩擦に強く、軽量で通気性やフィット感も良好で作業性に優れています。

 溶接用手袋

代表例として、手の部分は厚手の本革製で、袖部に床革を使用したタイプと全体が床革製の手袋があげられます。溶接時の火花や溶解金属等の浸入を防ぐための、袖長設計が特徴です。5 本指、3 本指タイプが主流です。

軍手、綿製手袋の種類

 

 

軍手、綿製手袋

 綿手袋

いわゆる綿手と呼ばれ、純綿、混紡、特紡の糸を編んで作られている手袋です。一般的には、安価で蒸れにくく吸汗性がある等の特徴を持ち、幅広く使用されています。中でも純綿製品は、比較的熱にも強いといわれていますが、手の保護のためには短時間作業に限ります。編物製品であることから水、油、泥等が浸入し易く、突刺しに弱い面があります。また、引っ掛かりや巻き込まれる恐れがあるため、回転を伴う機械操作等にはできるだけ使用しない方が安全です。

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 合成繊維手袋

ナイロン、ビニロン、ポリエステル、アクリル繊維等で編まれた手袋で、鮮やかな色を持ち水切れが良い特性を持っています。比較的保温性も良好ですが熱に溶けやすい面もあるため、熱場作業での使用は避けてください。また滑り易い点にも留意する必要があります。

 加工手袋

滑り易い材質を補強するため、掌部にゴムや塩ビの突起を施す等の加工をした手袋や耐突刺し性を目的として、掌部を中心にゴム張り加工をした手袋等を指します。

軍手、綿製手袋の種類

軍手、綿製手袋の種類

 

 合成樹脂製手袋

 一般作業用

手を使う作業においては、フィット感とともに耐滑性も重要な要素です。
掌部にポリウレタン合成皮革を使用しグリップ力を高め、甲部にはポリエステルメッシュを使用し通気性・透湿性に優れた合成繊維手袋が効果的です。ソフトな感触と高伸縮性により、手の保護とともに作業効率の向上にも寄与します。

他に、水産加工や土木現場の水場作業等で多く使用されるゴム手袋などもあります。作業内容に適した保護手袋をご使用ください。

 ケミカル用手袋

素材により耐酸性、耐アルカリ性、耐油性、耐溶剤性等の効力を発揮する、一般作業用・特殊作業用手袋です。冬季でも硬くなりにくい、耐候性に優れた手袋もあります。特性や適用範囲をよく確認の上、適正に使用してください。

合成樹脂製手袋

合成樹脂製手袋

 

 特殊手袋

 防振手袋

振動工具等を長時間使用すると、手の血液循環に悪い影響を及ぼします。
掌部に振動吸収効果の高いNBR(ゴム管)を挿入し、手に伝わる振動を軽減するタイプの他、エアーキャップや衝撃吸収材を入れた手袋もあります。

 切創防止手袋

手指の切創を防止するための手袋です。刃物や鋭利な素材、薄型鋼板等を取扱う作業、金属加工作業等に適しています。アラミド繊維で編まれているタイプやステンレス線を芯にアラミド繊維等と編み込んだ手袋が一般的です。

電気用ゴム手袋

電気回路の活線作業や活線周辺作業において、作業者の手や手首上部からの感電防止用の手袋です。高圧用と低圧用がありますので、作業状況によって選択してください。また、使用に際しては、保護革手袋の併用が必要です。

 耐熱手袋

手指や手首上部の熱傷を防ぐための、耐熱素材を用いた手袋です。インナーとして純綿手袋等を併用し、空気の層を作り熱伝導を遅らせる工夫なども必要です。また、耐熱手袋といえども、長時間使用すると手袋自体の蓄熱により熱傷する恐れもあります。できる限りの短時間使用を心掛けてください。

 

 

作業用革製手袋 |作業用レーザーグローブ

英語:WORKING LEATHER GLOVE

 作業用革製手袋の使用環境・条件

手袋の着用は,手および手首上部にかけての部分が,作業時において器物に直接触れることによる損傷を防ぐのが目的です。革手袋は更にポピュラーな綿手袋に比べ,保護性能・耐久性ともにすぐれ,広く使用されています。
次に,使用目的と適用作業職場について述べます。
① 重作業,軽作業を問わず,切り傷やこすれ等による損傷を起こすおそれのある作業。
② 油やトナー等で汚れるおそれのある作業用革手袋でなく綿手袋の場合,油等が容易に浸人します。
③ 熱作業現場等において,火の粉が飛散する職場,あるいは加熱された器物に接触またはそれらをつかむ必要のある作業。
④ 防水を目的とする職場用には,防・はっ水性を付与するため,革に特殊油脂を含浸加工したもの等も用意されています。

 

 

日本工業規格 JIS T8113 溶接用かわ製保護手袋

英語:Protective Leather Gloves for Welders

日本工業規格ではJIS T8113で溶接用かわ製保護手袋の規格を定めている。

概要解説:

適用範囲: この規格は,溶接,溶断作業において,火花,溶融金属,熱せられた金属などが手に直接接触することによる傷害を防止するために使用する溶接作業用かわ製保護手袋(以下,手袋という。)について規定する。

JIS T8113 溶接用かわ製保護手袋の詳細は下記のサイトを参考にして下さい。

JISC日本工業標準調査会サイト

溶接用かわ製保護手袋の日本工業規格は JIS T8113です。JISC日本工業標準調査会サイト内のJIS検索から内容が閲覧可能です。(但し印刷不可)

*現在はIEインターネット エクスプローラーのみ閲覧可。

 

作業用革製手袋の長所、短所

長所 |作業用革製手袋

① 天然素材で伸縮性があり手になじみやすい
② に強い
③ 突き刺しに強い
④ 通気性がある
⑤ 耐摩耗性に優れている

短所 |作業用革製手袋

① 天然素材のため価格の変動を受けやすくなります。
② 天然素材のため布地のようにまとめて裁断ができません。一枚一枚選んで裁断するので大量生産に不向きです。
③ 現在、クロムなめしを行っていますが,焼却すると有害ガスがでる恐れがあります。また,クロムなめしをしていない環境にやさしいエコ商品もあります。
④ 人によってはカブレの原因になります。

 作業用革製手袋の使用上の注意と保守・管理

① 革の耐熱温度は100℃までとされ,100℃を超す器物に触れると,硬化,収縮を始めます。
したがって,100℃以上の器物をつかむ作業のような場合,2~3秒以内とできるだけ短時間にして下さい。
② 天日干し等,極度の乾燥は革自体を硬くし,物性の劣化につながるので極力避け,保管は日陰で,湿気が少なく風通しのよい場所での自然乾燥を心掛けて下さい。湿気が多く,風通しの良くない場所に保管すると,カビ発生の原因となります。

 

革製手袋のお手入れ、洗濯

皮革専用洗剤(レザーソープ)にて革製手袋のお手入れをする。

30℃以下のぬるま湯に丸ごと浸けて、レザーソープをスポンジにつけてよく泡立てた物で洗い、ぬるま湯でよくすすいで、乾いたタオルで叩くように水分を拭き取ったら、形を整えて風通しのいい所で日陰干し。
②手に手袋をはめて、泡立てたレザーソープを付けて手洗いするような格好で洗うと、作業しやすいです。
③乾いたらミンクオイルを塗り、柔らかい布で拭いて仕上ます。

参考サイト:革手袋の洗濯

 

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